地名

  • 日本

    メノウたちにとっては異世界で、《迷い人》が召喚されてくる場所。
    純粋概念というおそるべき力をふるう《迷い人》たちは、かつてこの世界に大きな厄災となった。

  • グリザリカ

    グリザリカ王族が治める国。
    かつてこの国にあったメノウの故郷は、異世界人の純粋概念の暴走により消滅した。

  • ガルム

    異世界人を元の場所に帰せる儀式場がある、風光明媚な古都。
    ガルムの大聖堂に座すオーウェル大司教が守護している。

  • 港町リベール

    聖地に向かう途中、メノウたちが寄った街。シシリアが司祭を務めている。
    「第四(フォース)」の拠点のひとつで、海沿いに四大人災(ヒューマン・エラー)である「霧魔殿(パンデモニウム)」が臨める。

身分、役職

  • 処刑人

    日本から迷い込んできた《迷い人》などの禁忌を人知れず処理する者たちの総称。
    『第一身分(ファウスト)』の暗部。神官服を纏い、魔導発動媒体でもある『教典』を身に着ける。

  • 迷い人

    日本から迷い込んでくる人々のこと。「異世界人」とも。身につけた『純粋概念』の危険性故に、発見され次第処刑人に処理されている。
    迷い人は過去に幾度となく現れており、かつては日本の技術や文化で世界に大きな影響を及ぼした。

  • 第一身分(ファウスト)

    世界に暮らす人々の区分のひとつ。
    主に仕える者たち。《処刑人》は第一身分(ファウスト)の暗部であり、メノウもここの所属。

  • 第二身分(ノブレス)

    世界に暮らす人々の区分のひとつ。
    第三身分(コモンズ)を取りまとめ、行政を司る者たち。騎士や王侯貴族。

  • 第三身分(コモンズ)

    世界に暮らす人々の区分のひとつ。
    9割を占める大多数にして、日常の担い手。一般人。

  • 第四(フォース)

    リベールに拠点のひとつを持つ、第一身分(ファウスト)、第二身分(ノブレス)、第三身分(コモンズ)のどれにも当てはまらない、自由を主張する第四の身分。過去、陽炎(フレア)が彼らの盟主を捕らえた。

能力

  • 教典

    魔導を発動させるための補助アイテム。
    教典は紋章を文字に落とし込み数千数万と組み合わせた、扱いが難しい魔導書。なお、教典を持てるのは第一身分(ファウスト)のみ。

  • 紋章

    導力を流すことで特定の効果を発揮する。
    目的によって文字や色、形状が異なり、組み込まれる素材も多種多様。

  • 召喚

    この世界に異なる世界の存在を呼び込むこと。
    世界を滅ぼせるほど危険な能力を持った《迷い人》を召喚することは、【禁忌】とされている。
    その力を悪用するため、グリザリカの王が召喚の儀式を行っているという。

  • 導力

    世界に満ちる大いなる【力】。地脈や天脈などを通じて世界を巡り、人間を構成する要素のひとつでもある。
    魔導の源となるほか、列車や灯りなどのインフラにも利用され、世界を支えるエネルギー。

  • 魔導

    導力を操作して行使する技術のこと。
    教典や紋章などの発動媒体や魔導素材が必要であることに加え、訓練と素質が必要なため、簡単には行使できない。
    《迷い人》の肉体はそれ自体が高度な魔導素材として機能する。
    魔導を簡単に発動するための導器と呼ばれるアイテムも存在する。

  • 純粋概念

    《迷い人》の固有能力。《迷い人》がこの世界にやってくる際に例外なく付与される、通常の魔導を凌駕する驚異的な力。
    なぜ彼らがこの力を持つのかは不明。
    純粋概念を行使すればするほど、所有者の記憶や人格を蝕み、暴走する可能性が高くなる。
    かつて世界を滅ぼしかけたことから、【禁忌】として扱われる。

  • 人災(ヒューマン・エラー)

    純粋概念が成長し、持ち主の精神を侵食して暴走した結果、大きな被害をもたらす恐れのある人災(ヒューマン・エラー)となる。
    特に大きな被害をもたらした、「塩の剣」「霧魔殿(パンデモニウム)」「絡繰り世」「星骸」の4つは、四大人災(ヒューマン・エラー)と呼ばれる。

  • 古代文明

    召喚された日本人が作り上げた超魔導科学文明。
    宇宙進出を実現するなど、作中時系列より高度に発展した文明だったが四大人災(ヒューマン・エラー)によって崩壊した。